埼玉県は8日、新型コロナウイルスのワクチン接種に関する市町村向け説明会を開催し、県内全市町村の職員ら約130人が会場やオンラインで参加した。担当者によると、優先接種に使われる見込みの米ファイザー社製ワクチンの保管に必要な冷凍庫について、今月末までに市町村が設置場所を計画し、国に報告する。
縄田敬子県保健医療政策課長は「ワクチン事業は感染対策の最後の鍵として県民の期待を集めている」とあいさつ。説明会は非公開で行われた。
説明会で県は冷凍庫計500台を市町村に配置する割り当て案を示し、郡市医師会との協議を促した。来週、医療従事者に向けて同様の説明会を開催するという。