県立高校、3年生の通知表に一部誤り システムの設定にミス 県教育局、進学や就職の調査書などに影響なし
2019/03/16/00:00
県教育局は15日、県立高校の生徒の成績処理を行う県統一規格の「校務支援システム」で委託業者のプログラム設定に誤りがあり、鴻巣女子高校52人と幸手桜高校4人の3年生計56人に配布した成績通知表の平均値に、一部誤りがあったと発表した。進学用や就職用の調査書などに影響はないという。
高校教育指導課によると、14日にシステムの運用委託業者からプログラム設定に誤りがあったと報告があり、同課と業者が調査。特定の科目を含めずに学年末評価の平均値を算出するプログラムになっていたことが判明した。
同システムは2015年度から順次導入し、現在は全139校中113校で導入。同局は生徒と保護者に謝罪し、正しい記載の成績通知表を配布する方針。