<新型コロナ>518人感染、5日連続最多 手続き終わらず調査中の保健所も 年末年始の会食が要因か
埼玉県などは9日、新たに518人の新型コロナウイルスの感染を確認したと発表した。1日当たりの感染者数としては8日の496人を上回り5日連続で過去最多を更新した。新規感染者の内訳は県発表が298人、さいたま市113人、川口市69人、川越市14人、越谷市24人。
これまでに確認された感染者は1万7413人(チャーター便帰国者含む)、死者は244人(9日午後6時現在)。
8日午後9時時点の重症者は66人、感染者の入院は832人、ホテル療養257人、自宅療養2841人。退院・療養終了は1万2227人。
県によると、県管轄で詳細が判明したのは未就学児~90代の男女ら295人。朝霞保健所で感染者67人の本人確認などの手続きが終わっておらず、詳細を調査中としている。
戸田中央総合病院では新たに60~90代の患者6人の感染が判明。同病院の感染者は職員107人、患者129人の計236人となった。
行田中央総合病院でも患者1人の感染が確認され、感染者は計31人となった。
また、県警は浦和署の50代巡査部長と東松山署の40代巡査部長の感染を発表した。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~90歳以上の男女113人。同市の1日当たりの発表で過去最多を更新した。90歳以上と80代の女性は同居家族に陽性者が確認されていた。市保健所は年末年始の会食などが感染増加の要因とみている。市商業振興課に勤務する20代男性職員の感染も確認された。
川口市によると、10歳未満~90代の男女69人の感染が判明し、最多を更新した。重症者はいない。
川越市によると、感染が判明したのは10~90代の男女14人。いずれも症状は安定している。40代の会社員男性と20代の会社員男性、高校生女性の3人は親子で、同居の母親が7日に感染が確認され検査したところ、陽性と判明した。この父娘は無症状だった。
越谷市によると、感染が判明したのは市内在住の10歳未満~70代の男女21人と、近隣市20~50代の男女3人の計24人。うち家庭内感染が3人、職場が3人、知人との会食などでの感染は6人。