<お持ち帰りグルメ>一番人気はポークカレー 秩父・カレー専門店マジョラム、スープ状に深みある味とコク
2021/01/11/00:00
埼玉県秩父市中村町の住宅街にある「カレー専門店 マジョラム」。1994年10月にオープンし、昨年、開店25周年を迎えた。同市出身の新井泰さん(57)、和子さん(55)夫婦が2人で切り盛りしている。カレーは最低でも3日間かけて仕込み、サラダやデザート、ドレッシングも手作りにこだわっている。
テークアウトにも対応している一番人気のメニューはポークカレー(950円)。国産豚肉は4時間半かけて煮込む。カレーは約10種類の香辛料を使い、一晩寝かせて完成。見た目はスープ状だが、深みのある味とコクも。辛さは甘口や辛口などから選べるが、甘口でもしっかりと辛さがある。一度味わうと、また食べたくなる味だ。
デザイナーだった泰さんが都内で修行後、栄養士の和子さんと一緒に開業した。オープンから3カ月は忙しかったが、その後は1日の来店客が1、2人の時もあり、3年間で来店客は1日平均7人ほどだった。だが、味を変えずに続けると、少しずつ来店客が増えていった。
泰さんは「昨年で25周年を迎えたが、店はお客さんたちに育ててもらったという気持ちが強い。これからも今までのお客さんを大事にしながら、細く長く続けていきたい」と話した。
【メモ】カレー専門店 マジョラム
秩父市中村町4の8の17(電話0494・24・0700)。ランチは午前11時半~午後2時。テークアウトは午後7時半までで、海老カレー(1100円)や野菜カレー(900円)などがあり、事前予約がお薦め。日曜定休。