埼玉新聞

 

活動が話題、武蔵越生高と梅農家がコラボ 風呂敷と梅干しのギフトセット、航空観閲式の記念品にも

  • 武蔵越生高校家庭科研究部が梅染めで作り上げた風呂敷=越生町上野東の武蔵越生高校

 埼玉県の武蔵越生高校家庭科研究部と地元の梅農家「山口農園」がコラボしたギフトセットが注目を集め始めている。

 ギフトセットが誕生したきっかけは、同校家庭科研究部の顧問松元裕子教諭(27)が、部員の生徒と進める「地域活性化プロジェクト」。地域とともに活動することでまちを盛り上げようと立ち上がったプロジェクトで、昨年から山口農園の山口由美代表とともに活動内容を模索していたという。

 調理を中心とした活動を検討していたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い調理を断念。その代わりに、生徒たちが梅で染めた風呂敷と山口農園の梅干しをセットにしたギフトセットを作り上げた。

 活動が話題を呼び、11月下旬には狭山市の航空自衛隊入間基地からの申し出で、航空観閲式での地元の記念品としても使用されたという同ギフト。松元教諭は「今後も生徒たちと地元を盛り上げていくことができれば」と意気込んでいた。

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