埼玉新聞

 

地下鉄12号線、東所沢駅までの延伸実現に支援を 促進協が知事に要望「サクラタウン開業で需要生む」

  • 大野元裕知事に要望書を手渡す都市高速鉄道12号線延伸促進協議会会長の並木傑新座市長(左)=12日午前、県庁

 埼玉県の新座市、所沢市と東京都清瀬市、練馬区で構成する「都市高速鉄道12号線延伸促進協議会」の並木傑会長(新座市長)が12日、県庁を訪れ、大野元裕知事に、地下鉄12号線(都営大江戸線)の練馬区光が丘からJR武蔵野線東所沢駅までの早期整備着手に向け、東京都との連携、協議などの推進を要望した。

 並木会長は「東所沢駅周辺に『ところざわサクラタウン』がオープンした。12号線が東所沢駅と結節されることで、より多くの需要を生み出すことは明らか」と延伸実現に向けた支援を求めた。大江戸線の延伸は、国の交通政策審議会の答申で、「意義のあるプロジェクト」と位置付けられている。大野知事は「(県の)公共交通の利便性向上検討会議を設置し、12号線を含めた路線の延伸の検討を進めている。どうしたら延伸が実現するのかという視点から論点を整理し、取り組みの方向性を打ち出していきたい」と述べた。

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