埼玉新聞

 

門出の時、新たな道へ 越谷の県立大で卒業式・大学院修了式 共に過ごした仲間たちと別れ惜しむ

  • 答辞を読み上げる卒業生代表の菊地ほのかさん=15日午前、越谷市三野宮の県立大学

 越谷市三野宮の県立大学で15日、「平成30年度卒業式・大学院修了式」が開催され、卒業生らは保護者や来賓、教職員ら多くの出席者に見守られながら、門出の時を迎えた。

 同大は保健医療福祉分野で活躍する人材の養成などを目指し、1999年4月に開学。卒業生は医療機関や福祉施設に就職するなど、各分野で幅広く活躍している。本年度は大学417人、大学院19人が卒業し、新たな道へ羽ばたく。

 この日の式では萱場一則学長が代表者に学位記を授与。田中滋理事長は「皆さんを取り巻く環境、ニーズ、知識は絶えずますます速く変化していく。対応していくためには常に学び続ける不断の努力が必要。本学での学びにプライドを持って、自分の人生を切り開いていって」と卒業生らにはなむけの言葉を贈った。

 卒業生を代表して作業療法学科の菊地ほのかさん(22)は「仲間たちとの出会い、思い出はとても大切な財産。それぞれの分野で活躍することで、今まで以上に良い刺激を与え合える存在になりたい」と力強く答辞を述べた。

 式の終わりには教職員や在校生らが合唱で卒業生を送り出し、卒業生らは共に過ごした仲間たちと写真を撮るなどして別れを惜しんでいた。

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