埼玉新聞

 

<新型コロナ>582人感染6人死亡 さいたまクラスター病院も広がる 行田中央総合病院は計45人に

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは16日、新型コロナウイルスに感染していた70~80代の男女6人が死亡、新たに582人の感染を確認したと発表した。1日当たりの感染者数としては9日の518人を上回り過去最多を更新した。新規感染者の内訳は県発表が375人、さいたま市103人、川口市53人、川越市25人、越谷市26人。

 これまでに確認された感染者は2万352人(チャーター便帰国者含む)、死者は266人(16日午後6時現在)。

 15日午後9時時点の重症者は74人、感染者の入院は875人、ホテル療養280人、自宅療養4102人。退院・療養終了は1万3765人。

 県などによると、亡くなった6人のうち2人は、戸田市の戸田中央総合病院に入院していた。同病院では新たに男性職員と女性患者の感染が分かった。行田市の行田中央総合病院でも患者ら7人の陽性が判明し、感染者は計45人に達した。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女103人。集団感染が発生している市内の病院で、新たに入院患者の80代無職男性と70代会社員男性の陽性が判明し、感染者数は入院患者6人、従業員4人の計10人となった。30代と40代の女性は市内の障害者施設の従業員。デイサービスの施設で、市保健所が調査を進める。

 川口市によると、感染が確認されたのは10~80代の男女53人。団体職員の20代女性は13日に発症し、職場の同僚ら12人が濃厚接触者として検査を受けている。市内の医療機関に勤務する20代女性の感染も分かった。

 川越市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女25人。クラスター(感染者集団)が発生している市内の池袋病院では40代の男性理学療法士の陽性が判明した。いずれも10歳未満の女子児童と未就学児の2人は姉妹で12日に同居する父親の陽性が判明していた。症状は安定している。

 越谷市によると、感染が判明したのは未就学児2人を含む10歳未満~70代の男女26人。うち12人は家庭内、3人は知人からの感染という。

 造幣局はさいたま支局の30代と50代の男性職員2人が感染したと発表した。

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