<新型コロナ>328人感染5人死亡…川越クラスター病院拡大 別の医療機関68人、戸田の病院313人に
埼玉県などは18日、新型コロナウイルスの感染者を新たに328人確認、戸田中央総合病院の患者2人と戸田市の高齢者施設入所者3人の70~90代の男女5人が死亡したと発表した。感染者の内訳は、県発表241人、さいたま市22人、川口市42人、川越市17人、越谷市6人。
累計感染者は2万1113人(チャーター便帰国者含む)、死者は275人(18日午後7時現在)。
17日午後9時時点の重症者は76人、感染者の入院は889人、ホテル療養270人、自宅療養4823人。退院・療養終了は1万4101人。
県管轄で詳細が判明したのは未就学児~90代の男女201人。戸田中央総合病院は職員1人が感染し313人となった。別の県内医療機関では職員1人が感染し68人、県内障害者施設では入所者2人が感染し41人となった。全体では家庭内感染が疑われるケースが4分の1を占めた。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代の男女22人。90代無職男性は集団感染が発生している市内の高齢者施設の入居者で、感染者数は計6人となった。17日発表分では、市内の特別養護老人ホームに勤務する介護職の50代男性と40代女性の感染が判明。入所者の90代女性が最初に陽性となり、感染者数は計3人となった。入所者約120人、従業員74人の検査を進めている。
川口市によると、10歳未満の未就学児~90代の女性まで、42人の感染を確認した。これとは別に市立保育所の30代の女性保育士の感染が分かった。
川越市によると、10歳未満~80代の男女17人の感染を確認。クラスター(感染者集団)が発生している市内の池袋病院で新たに入院患者1人の感染が分かった。ほかに市選管事務局の30代男性職員が感染。これを受け、局内の職員にPCR検査を実施し、全員陰性が確認された。市長選・市議補選業務に支障はないという。
越谷市によると、感染が判明したのは20~60代の男女6人。うち1人は家庭内、1人は職場からの感染だという。