埼玉新聞

 

季節のミネストローネベースが特別賞 規格外のヨーロッパ野菜使用、さいたまの研究会の取り組みが受賞

  • 季節ごとの野菜を使ったミネストローネベース(さいたまヨーロッパ野菜研究会提供)

 埼玉県のさいたま市産ヨーロッパ野菜の普及に取り組む「さいたまヨーロッパ野菜研究会」の手掛けた「規格外のヨーロッパ野菜を使った季節のミネストローネベース」が、「味の匠応援プロジェクト」(農林水産省主催)で特別賞を受賞した。

 同プロジェクトは、新型コロナウイルスの影響を受けている料理人と産地が連携し、地域食材を活用した新産品やメニュー開発などの取り組みを表彰している。

「地域の誇りにつながる新たなメニューや産品の活用」をテーマに、全国45団体が応募し、3団体が特別賞を受賞した。

 受賞作品は、規格外品の出やすいヨーロッパ野菜を有効活用し、多くの野菜が味わえるミネストローネを考案。春はイエロービーツ、夏はイタリアンパプリカ、秋はケール、冬はカリフローレなど、季節ごとに旬の野菜を加えることが特徴だ。

 今後は県内レストランやホテルなどへ業務用スープとしての販売も計画している。詳細は同会のホームページで今後、公表する予定。

 同会は「ヨーロッパ野菜の地産地消を通して、郷土愛を育てていきたい」としている。

 問い合わせは、同会事務局(電話048・851・6652)へ。

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