埼玉新聞

 

羽生外野栗橋線BP開通、道路ネットワークが強化 通過時間の短縮などに期待、東武伊勢崎線またぐ陸橋も

  • 主要地方道羽生外野栗橋線バイパス約1・9キロメートルが完成し、川俣陸橋でテープカットとくす玉割りが行われた=羽生市上川俣

    主要地方道羽生外野栗橋線バイパス約1・9キロメートルが完成し、川俣陸橋でテープカットとくす玉割りが行われた=羽生市上川俣

  • 主要地方道羽生外野栗橋線バイパス約1・9キロメートルが完成し、川俣陸橋でテープカットとくす玉割りが行われた=羽生市上川俣

 羽生市桑崎の国道122号桑崎北交差点から同市本川俣の北2丁目交差点間をつなぐ主要地方道羽生外野栗橋線バイパス(BP)約1・9キロメートルが完成し、16日、供用が始まった。約1・9キロメートル内には東武伊勢崎線をまたぐ鉄道立体交差化(川俣陸橋)がある。

 県行田県土整備事務所によると、羽生市内の中心部を通る現道は、屈曲部や東武伊勢崎線の踏切があり、歩道の未整備な箇所があるなど、円滑な交通と道路利用者の安全の確保が課題だった。

 県は、1989年度から事業に着手した。桑崎北交差点から東武伊勢崎線を渡り北2丁目交差点までの約1・9キロメートル区間を整備してきた。道路の幅員は16メートル(車道幅9メートル、歩道幅3・5メートル×2)。事業費は約34億円。

 開通により、道路ネットワークの強化による通過時間の短縮、防災機能の向上、地域活性化の促進などが期待できるとしている。

 供用開始に先立って同日、バイパス内の川俣陸橋下で開通記念式典が開かれた。式典後、大野元裕知事、河田晃明羽生市長ら関係者多数でテープカットとくす玉割りが行われ、車両による祝賀パレードをした。

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