<新型コロナ>436人感染1人死亡 鳩山高校で生徒5人に広がる 再び病院クラスター発生、計72人感染
埼玉県などは21日、新型コロナウイルスに感染していた70代女性1人が死亡、新たに436人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が289人、さいたま市70人、川口市51人、川越市8人、越谷市18人。
これまでに確認された感染者は2万2377人(チャーター便帰国者含む)、死者は293人(21日午後6時現在)。
20日午後9時時点の重症者は87人、感染者の入院は872人、ホテル療養289人、自宅療養3882人。退院・療養終了は1万6201人。
県によると、県管轄で詳細が判明したのは未就学児~90代の男女267人。三郷市の尾内内科神経科病院では職員2人、入院患者36人が感染した。同院の感染者は計72人に上り、クラスター(感染者集団)が発生したとみられる。
県教育局によると、県立鳩山高校で生徒5人の感染が確認され、同校の感染者は計7人となった。22日まで学校閉鎖を行う。また北部地区の県立学校で教職員1人が感染した。
県は11~19日に発表した感染者4人について重複があったと訂正した。
さいたま市によると、70代女性が20日に死亡した。市内の死者は31人目。感染が判明したのは10歳未満~90代の男女70人。クラスターが発生している地域密着型通所介護事業所「情熱介護 桜楽 中尾の家」で、新たに利用者の70~90代男女8人、従業員の40~50代介護職男女3人の感染が判明した。感染者数は計19人となった。90代女性は集団感染が発生している特別養護老人ホームの入所者で、感染者数は計9人となった。集団感染が発生している認定こども園について、1人は関連がなかったとして、感染者数を計3人と訂正した。
川口市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女51人。
川越市によると、感染判明は20~40代の男女8人。
越谷市によると、感染が判明したのは10~70代の男女18人。うち2人は家庭内で感染した。また、市は越谷市立病院に勤務する40代女性職員の感染を発表。病院関係者や患者に濃厚接触者は確認されておらず、病院業務に影響はないという。