埼玉新聞

 

男性死亡…重量オーバーの荷物、フォークリフトで運搬中に 会社を書類送検 車体後部に1トンの重りを乗せ、運転した男性…荷物が重すぎてフォークリフトが前に傾き、重りが直撃した

  • 【地図】東松山市

    積載量を超えた運搬で男性死亡 容疑で書類送検=東松山市

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 川越労働基準監督署は18日、労働安全衛生法違反の疑いで、東松山市のメッキ加工業「大和ガルバー」と同社取締役工場長の60代の男性をさいたま地検に書類送検した。

 書類送検容疑は、2022年9月10日、同社敷地内で従業員の40代男性が運転する最大積載量3・5トンのフォークリフトに重さ4・2トンの資機材を積載し、運搬させた疑い。同労基署は認否を明らかにしていない。

 同労基署によると、男性が運転していたフォークリフトには、前後のバランスを取るため後部に重さ約1トンの重りを乗せていたが、フォークリフトが前傾し、後部の重りが運転席になだれ込み男性に衝突、多発外傷で同日死亡した。男性が運転していたフォークリフトの許容荷重は2・2トンだったが、その重さを超えた物を積載していた。
 

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