<新型コロナ>325人が感染 クラスターの病院や施設で新たに 三郷工技高で生徒1人、鳩山高は一斉検査
埼玉県などは23日、新型コロナウイルスの感染者が新たに325人確認されたと発表した。新規感染者の内訳は県発表が206人、さいたま市40人、川口市45人、川越市15人、越谷市19人。
これまでに確認された感染者は2万3060人(チャーター便帰国者含む)、死者は304人(23日午後6時現在)。
22日午後9時時点の重症者は91人、感染者の入院は895人、ホテル療養315人、自宅療養3668人。退院・療養終了は1万7201人。
県によると、県管轄で詳細が判明したのは未就学児~90代の男女185人。行田中央総合病院で職員と患者3人、戸田中央総合病院で職員2人、尾内内科神経科病院(三郷市)で患者2人が感染。別の県内医療機関では患者1人が感染した。
また、県立三郷工業技術高校の生徒1人、鳩山高校の生徒10人と教職員3人が感染し、それぞれ計3人、20人となった。鳩山高校では県立学校として初めて、21日に全生徒、教職員に一斉に検査を行ったという。そのほか、県立学校2校でそれぞれ教職員、児童生徒各1人が感染した。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女40人。20代介護職女性は市内の有料老人ホームの職員で、80代女性の入居者と職員2人の陽性が判明しており、計4人となった。
川口市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代の男女45人。うちクラスター(感染者集団)が発生している市内の特別養護老人ホーム「さくらの里」で入所者2人と職員2人の感染が判明した。
川越市によると、新たに感染が判明したのは、市外の男性2人を含む10~90代の男女15人。うち80代と90代の女性5人はクラスターが発生し、入所者と職員計22人の陽性が確認された市内の介護老人保健施設「瑞穂の里」の入所者。市外の2人を除く13人の症状はいずれも安定している。
越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満~70代の男女19人。うち3人が家族、1人が職場からの感染だった。