<新型コロナ>285人感染5人死亡…さいたま市立小の職員も 行田中央総合病院、戸田中央総合病院も拡大
埼玉県などは24日、新型コロナウイルスに感染していた70~90代の男女5人が死亡、新たに285人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が188人、さいたま市47人、川口市23人、川越市13人、越谷市14人。
これまでに確認された感染者は2万3345人(チャーター便帰国者含む)、死者は309人(24日午後6時現在)。
23日午後9時時点の重症者は91人、感染者の入院は922人、ホテル療養306人、自宅療養3720人。退院・療養終了は1万7483人。
県によると、死亡した70代の男性は行田中央総合病院の入院患者だった。県管轄で詳細が判明したのは未就学児~90代の男女172人。行田中央総合病院では新たに医療従事者と入院患者それぞれ1人の感染が分かった。戸田中央総合病院でも医療従事者2人が感染した。
さいたま市によると、23日に70代女性が死亡した。市内の死者は34人目。感染が判明したのは10歳未満~100歳以上の男女47人。90歳以上の男女2人は市内の有料老人ホームの利用者で、同施設の感染者は従業員など計7人。市内認定こども園でも10歳未満の女児のほかに、従業員4人の陽性が分かった。市立小学校に勤務する会計年度任用職員の60代女性は、同居家族に感染者がいた。また、鶴ケ島市に住む保健福祉局監査指導課の40代男性職員の感染も明らかにした。濃厚接触者とされた所属職員1人は2月4日まで自宅待機とし、市民に濃厚接触者はいないという。
川口市によると、22日に70代男性が死亡した。市内死亡者は36人目。感染が判明したのは20~90代の男女23人。80代男性2人はクラスター(感染者集団)となった市内の特別養護老人ホーム「さくらの里」の入所者。
川越市によると、感染が判明したのは市外の男性2人を含む20~80代の男女13人。
越谷市によると、感染が判明したのは、10歳未満の未就学児~70代まで男女14人。うち家庭内感染が3人確認されている。