埼玉県滑川町羽尾の県道沿いにある「らーめん創作料理朱の吉」。2001年10月、オーナーの木村君代さん（60）が創業した。当初は野菜たっぷりのラーメン類が人気だった。その後、中華に和・洋食料理も出すように。現在は長女の鯨井麻美さん（34）と切り盛りする。

　

　これまでもメニューの大半は持ち帰り可能だった。昨春、新型コロナウイルスの感染拡大で、テークアウトメニューとして5種類の弁当を考案。「飽きが来ないように」（麻美さん）と、今年1月から3種類を新しくした。

　一つは「鮭と唐揚げののり弁」（1080円）。子どもからお年寄りにも楽しめるよう大ぶりの鮭と鶏の唐揚げに、煮物とおしたしなどを添えた。さらに、昼に人気の「唐揚定食」の弁当（972円）、夜に人気の「サーロインステーキ」の弁当（1178円）だ。ほかにボリューム満点の「生姜焼（しょうがやき）弁当」（1080円）、一度食べたらクセになる味の「ユーリンチー弁当」（同）も。

　緊急事態宣言下で営業時間を短縮中だが、写真投稿アプリのインスタグラムで店の情報を発信している。麻美さんは「コロナで大きな影響を受けている。（一日でも早く）終息してもらいたいですね」と話した。

　【メモ】らーめん創作料理朱の吉　埼玉県滑川町羽尾2365の2（電話0493・56・5735）。現在の営業時間は、昼は午前11時～午後2時、夜は午後4時～同7時半。月曜夜と水曜日が定休。県道47号線の役場北交差点から南へ約700メートル。