<新型コロナ>251人感染 重い基礎疾患の男性、コロナは軽症…死亡 戸田中央総合病院は計319人感染
埼玉県などは25日、新型コロナウイルスに感染した70代と90代の男性2人が死亡し、新たに251人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が163人、さいたま市17人、川口市37人、川越市23人、越谷市11人。
県は昨年12月24日と同25日に発表した感染者1人について重複があったと訂正したたため、これまでに確認された感染者は2万3595人(チャーター便帰国者含む)、死者は311人(25日午後6時現在)となった。
24日午後9時時点の重症者は91人、感染者の入院は916人、ホテル療養317人、自宅療養3670人、退院・療養終了は1万7850人。
県管轄で詳細が判明したのは未就学児~90代の男女144人。クラスター(感染者集団)関係では、戸田市の戸田中央総合病院で新たに80代の女性入院患者の陽性が判明し、同病院関係の感染者は319人となった。県内の高齢者施設では入所者12人と職員1人の陽性が分かり、同施設関係の感染者は21人に増えた。
さいたま市によると、市内の高齢者施設に入居していた90代男性が22日に死亡した。市内の死者は35人目。重い基礎疾患があり、コロナは軽症だったとしている。同施設では複数の感染者が判明しているが、市保健所は施設名を公表していない。感染が判明したのは10歳未満~90代の男女17人。いずれも70代無職の男性2人と女性1人、30代介護職女性は、クラスター(感染者集団)が発生している通所介護事業所「ゆめの園 りふれ浦和」の利用者と従業員で、感染者数は計14人となった。40代団体職員女性は認定こども園の職員で、感染者数は計6人となった。
川口市によると、70代男性が死亡した。感染が確認されたのは未就学児~90代までの男女37人。南消防署鳩ケ谷分署職員の30代男性が感染した。保健所の調査では、職場での濃厚接触者や、市民との接触はなかったという。
川越市によると、20代~100歳以上の男女23人の感染を確認。クラスターが発生している介護老人保健施設「瑞穂の里」で新たに入所者18人が感染した。
越谷市によると、感染が判明したのは10~90代の男女11人。60代女性は中等症で入院。90代女性は家族が陽性だった。