埼玉新聞

 

<新型コロナ>247人感染、50代が中等症 糖尿病の男性死亡 小学生複数感染…校内濃厚接触ない判断

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは27日、新型コロナウイルスに感染していた70~80代の男性2人が死亡、新たに247人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が150人、さいたま市39人、川口市26人、川越市14人、越谷市18人。

 これまでに確認された感染者は2万4095人(チャーター便帰国者含む)、死者は322人(27日午後6時現在)。

 26日午後9時時点の重症者は92人、感染者の入院は867人、ホテル療養302人、自宅療養3189人。退院・療養終了は1万8921人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは未就学児~90代の男女135人。尾内内科神経科病院(三郷市)では入院患者1人が感染し計80人に。行田中央総合病院では職員2人、入院患者2人が感染し計64人となった。また、県内医療機関では医療従事者と患者がそれぞれ1人感染し計18人に上った。県教育局は東部地区の県立学校で教職員1人が感染したと発表した。

 さいたま市によると、市内医療機関に入院していた80代無職男性が26日に死亡した。市内の死亡者は38人目。男性は糖尿病を患っていた。感染が判明したのは10歳未満~80代の男女39人。40代男性は複数の感染が判明している市内の有料老人ホーム従業員で、同施設での感染者は計7人となった。50代男性は中等症で入院中。また市立小学校に勤務する50代女性職員の感染も明らかにした。

 川口市によると、感染が判明したのは10歳未満の小学生女児から80代の自営業女性までの26人。重症者はいない。市立小学校の児童が複数いるが、いずれも家庭内で感染者が出た段階から登校を控えており、校内に濃厚接触者はいない。

 川越市によると、感染が判明したのは20~70代の男女14人。クラスター(感染者集団)が発生している介護老人保健施設「瑞穂の里」から新たに入所者1人、池袋病院から看護師ら職員4人の感染が確認された。

 越谷市によると、市内の検査で陽性となり入院していた70代男性が死亡、新たに20~70代の男女18人の感染が判明した。うち少なくとも9人の感染経路は不明という。

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