主演・吉沢亮さん見どころ語る 2月から始まる大河「青天を衝け」 草彅剛さん「吉沢くんとのシーンが」
2021/01/28/00:00
「日本資本主義の父」と評される埼玉県深谷市出身の実業家・渋沢栄一が主人公で、2月14日からNHKで放送が始まる大河ドラマ「青天を衝(つ)け」の初回が完成し、27日にオンライン会見が行われた。主演の吉沢亮さん(26)は「『生きる』ことに寄り添ったエネルギッシュな作品。今の時代だからこそ見てほしい」と見どころを語った。
大河ドラマの節目を飾る第60作となる「青天を衝け」は、主人公の渋沢栄一が、時代の大渦に翻弄(ほんろう)され挫折を繰り返しながらも、高い志を持って未来を切り開いていく姿をダイナミックに描く。
物語の序盤は、渋沢栄一の故郷・深谷市血洗島を舞台にした「若き人たちの青春記」と、栄一が後に仕える徳川慶喜にまつわる「緊迫の政治劇」の2本の軸で展開する。
吉沢さんは「栄一は血洗島での生活で、百姓と武家との身分差で物事が決まる不条理を体験し、人間力を見抜く素質が培われたと感じた」と、血洗島のシーンを振り返る。
この日は、徳川慶喜役の草彅剛さん(46)=埼玉県出身=が収録映像で出演。「これから吉沢くんとのすてきなシーンが生まれてくると思う。どきどきわくわくできる作品なので、ぜひとも日本中の皆さんに見ていただきたい」とコメントを寄せた。
脚本の大森美香さん(48)は「温かくて力強い物語が完成したと自負している。大人から子どもまで楽しめる大河ドラマを、視聴者に届けていきたい」と意気込んだ。