埼玉新聞

 

<新型コロナ>256人感染、1人死亡 施設から拡大…クラスター事業所の利用者を担当、20代女性が陽性

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは29日、新型コロナウイルスに感染していた70代男性1人が死亡、新たに256人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が171人、さいたま市32人、川口市23人、川越市7人、越谷市23人。

 これまでに確認された感染者は2万4643人(チャーター便帰国者含む)、死者は332人(29日午後6時現在)。

 28日午後9時時点の重症者は84人、感染者の入院は904人、ホテル療養313人、自宅療養2903人。退院・療養終了は1万9649人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは未就学児~90代の男女151人。行田中央総合病院では入院患者1人が感染し計65人に。尾内内科神経科病院(三郷市)では入院患者2人が感染し計82人となった。また県内医療機関で患者2人が感染し計31人に上った。西部地区の県立学校では児童生徒1人が感染した。

 さいたま市によると、70代無職男性が28日に死亡した。市内の死者は40人目。感染が判明したのは10歳未満~80代の男女32人。60代無職女性は、クラスター(感染者集団)が発生している通所介護事業所「ゆめの園 りふれ浦和」の利用者で、感染者数は計17人となった。20代女性介護職は訪問介護事業所の職員で、りふれ浦和で感染が判明している80代男性の訪問介護をしていた。担当した職員3人を検査して、1人の陽性が判明した。いずれも80代無職女性2人は特別養護老人ホームの入所者で、感染者数は計3人となった。入所者7人と職員19人の検査を進める。10歳未満の男児は保育園児で、感染が判明していた保育士の濃厚接触者として検査した。

 川口市によると、感染が判明したのは20~80代の男女23人。

 川越市によると、感染が判明したのは市外の3人を含む30~80代の男女7人。

 越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満の未就学児を含む男女23人。うち市内の高齢者施設から70~80代の男女4人の感染者が判明しており、市は施設内の濃厚接触者らの確認を進めている。

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