声掛けてきた女性は困惑した様子…ATM前で作業中のセコム従業員、詐欺疑い被害防ぐ 大宮署が感謝状
2021/01/30/00:00
特殊詐欺の未然防止に貢献したとして、埼玉県の大宮署は28日、セコム埼玉統轄支社の逢見洋さん(63)に感謝状を贈呈した。
逢見さんは8日、さいたま市内の銀行に設置してある現金自動預払機(ATM)の前で作業中、70代の無職女性に「市役所からお金が戻ると言われたが、相手と連絡が取れない」と声を掛けられた。女性の話と困惑した様子から、詐欺を疑い、会社に連絡。同社が110番した。
逢見さんは「報道などで還付金詐欺は知っていた。被害を減らすことに少しでも貢献できて良かった」と話した。
同署の伊古田晴正署長は「民間の力は特殊詐欺被害防止の最後のとりで。親切かつ丁寧な対応に感謝したい」とたたえた。