<新型コロナ>陰性患者の転院、受け入れた病院に協力金 川口市が1日6万円支給、独自の病床逼迫の軽減策
2021/01/31/00:00
埼玉県の川口市は29日、新型コロナウイルス感染患者を受け入れている6病院の病床逼迫(ひっぱく)の軽減策として、回復しPCR検査で陰性が確認された患者の転院を受け入れる方針の13病院に、患者1人につき1日当たり6万円を支給すると発表した。支給期間は2月1日から3月末まで。
市独自の措置で、感染患者の転院受け入れ協力金として支給する。受け入れる病院はこれまでの市医師会などとの話し合いの結果、13病院が後方支援病院として患者受け入れを表明している。ただし、PCR検査で陰性の結果が出ていることが条件となる。
感染患者を受け入れているのは市内の中核的な6病院。奥ノ木信夫市長は「新規感染患者が増加する中で、病床が逼迫している。協力金により、転院患者の受け入れの後押しをし、新たな感染者の入院へつなげたい」と話した。