埼玉新聞

 

あの偉人も踊った舞…深谷・中の家で「血洗島獅子舞」 渋沢栄一肖像の新1万円札発行“前祝い” 25日も催し

  • 旧渋沢邸「中の家」の前で特別上演された「血洗島獅子舞」=24日午後、埼玉県深谷市血洗島

    旧渋沢邸「中の家」の前で特別上演された「血洗島獅子舞」=24日午後、埼玉県深谷市血洗島

  • 旧渋沢邸「中の家」の前で特別上演された「血洗島獅子舞」=24日午後、埼玉県深谷市血洗島

 渋沢栄一が肖像の新1万円札が7月に発行されるのを前に、埼玉県深谷市は24日、発行100日前イベントを生誕地の旧渋沢邸「中の家(なかんち)」で開催。地元に伝わる「血洗島獅子舞」を保存会が特別上演した。

 血洗島獅子舞は渋沢栄一が幼少期から親しみ、12歳の時に踊った記録が残っている。晩年は獅子舞を奉納する諏訪神社の祭礼に合わせて帰郷。滞在先の「中の家」で夜になると集まった村人と一緒に楽しんだとされている。

 特別上演はこの日2回行われ、1回目は中学生が披露し、「千鳥がけ」など4演目を舞った。2回目は大人が獅子になりきり、新1万円札の発行をアピールした。参加した中学2年の五十嵐結菜さん(14)は「1万円の顔になる栄一翁の素晴らしさを皆さんに知ってもらいたい」と話していた。

 催しは25日も市役所レンガコリドーで開かれ、100日前セレモニーなどが行われる。

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