大栄翔の初優勝、草加の商店会がポスターで祝福「明るい話題でうれしい」「落ち着いたらぜひ来て」
2021/01/31/00:00
大相撲初場所で県出身力士として初の幕内優勝を果たした大栄翔関=本名高西勇人、埼玉県朝霞市出身、埼玉栄高出、追手風部屋=を祝おうと、同部屋がある草加市の東武スカイツリーライン谷塚駅東口商店会がポスターを作成した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で盛大に祝福することが難しい中、同商店会に加盟する東武スカイツリーライン谷塚駅東口周辺の飲食店や商店などで掲示し、喜びを伝えている。
追手風部屋は同駅から約1キロ離れた同市瀬崎に部屋を構え、大栄翔関のほか遠藤関や翔猿関、初場所で十両優勝を果たした剣翔関らが所属。地元住民の相撲熱もひときわ強い。
ポスターは千秋楽前から準備を進め、優勝が決まるとすぐに60部を印刷。「大栄翔関 優勝おめでとうございます」などと記し、商店会に加盟する57店舗に1枚ずつ配布した。一部の店舗からは追加発注もあったという。
同商店会の山本好男会長は「新型コロナの影響で優勝セールなど盛大にお祝いすることができないが、ポスターを掲示することで少しでも盛り上げたい。落ち着いたら地域のイベントなどにもぜひ来てもらいたい」と話していた。
商店会の薬局で働く女性は「地域にとって明るい話題でとてもうれしい。こつこつと稽古を積んだ結果が出たのだと思う。これからは追われる立場となり大変だと思うが、さらに上を目指し頑張ってほしい」と話していた。