埼玉新聞

 

<新型コロナ>243人感染9人死亡 11人感染の施設、新たに26人感染 川口のクラスターも広がる

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは31日、新型コロナウイルス感染者を新たに243人確認し、感染した60~80代の男女9人が死亡したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が163人、さいたま市32人、川越市6人、越谷市11人、川口市31人。

 これまでに確認された感染者は2万5192人(チャーター便帰国者含む)、死者は352人(31日午後7時現在)。

 30日午後9時時点の重症者は86人、感染者の入院は959人、ホテル療養333人、自宅療養2688人、退院・療養終了は2万322人。

 県によると、60~80代の男女7人が死亡した。県管轄で詳細が判明したのは、未就学児から100歳代までの男女172人。これまで入所者ら11人の感染が確認されていた県内の高齢者施設では、新たに入所者26人の陽性が判明した。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満から100歳代の男女32人。30代と70代の介護職の男女2人は、すでに利用者らの感染が確認されている市内の有料老人ホームの職員。市内の特別養護老人ホームでも、新たに職員の50代男女3人と70代と100歳代の女性利用者2人の陽性が判明。同施設の感染者は職員3人、利用者6人の計9人となった。

 川口市によると、30日に入院中だった80代の男性が死亡した。感染が判明したのは10歳未満~90代の男女31人。うちクラスター(感染者集団)が発生している市内の特別養護老人ホーム「さくらの里」で、さらに入所者4人と職員2人が感染した。

 越谷市によると、30日に入院中だった80代の男性が死亡した。感染が判明したのは20代~80代の男女11人。

 川越市によると、市外の2人を含む20~60代の男女6人の感染が確認された。

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