朝出かけて帰ってこない人も…夫、娘の事故で痛感 「命助けてもらったから」交通遺児支援で毎月寄付し40年
2024/03/26/11:20
「命を助けてもらったんだから。自分でも一つくらい世の中のために何かしないとなって」―。交通遺児のために役立ててほしいと、40年間、埼玉県警武南署に毎月千円の義援金を送り続けてきた女性がいる。川口市在住の大野幸子さん(81)だ。きっかけは夫と娘の事故。「気持ちだけでもと思って続けてきた。私が生きている間は続けていきたい。ここまで続けてこれてよかった」。温かいまなざしで封筒を見つめる。