埼玉新聞

 

朝出かけて帰ってこない人も…夫、娘の事故で痛感 「命助けてもらったから」交通遺児支援で毎月寄付し40年

  • 準備した封筒を見つめ「ここまで続けてこれてよかった。生きている間は続けていきたい」と話す大野幸子さん=埼玉県川口市

    準備した封筒を見つめ「ここまで続けてこれてよかった。生きている間は続けていきたい」と話す大野幸子さん=埼玉県川口市

  • 埼玉県警の荻野長武交通部長(右)から感謝状を受け取る大野幸子さん=武南署(埼玉県警提供)

    埼玉県警の荻野長武交通部長(右)から感謝状を受け取る大野幸子さん=武南署(埼玉県警提供)

  • 準備した封筒を見つめ「ここまで続けてこれてよかった。生きている間は続けていきたい」と話す大野幸子さん=埼玉県川口市
  • 埼玉県警の荻野長武交通部長(右)から感謝状を受け取る大野幸子さん=武南署(埼玉県警提供)

 「命を助けてもらったんだから。自分でも一つくらい世の中のために何かしないとなって」―。交通遺児のために役立ててほしいと、40年間、埼玉県警武南署に毎月千円の義援金を送り続けてきた女性がいる。川口市在住の大野幸子さん(81)だ。きっかけは夫と娘の事故。「気持ちだけでもと思って続けてきた。私が生きている間は続けていきたい。ここまで続けてこれてよかった」。温かいまなざしで封筒を見つめる。

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