<新型コロナ>埼玉の病床使用75・5% 引き続き厳しい状況 変異株も確認され、感染者は県内病院に入院
2021/02/02/00:00
埼玉県によると、県内医療機関の病床使用率は1月31日午後9時時点で75・5%(うち重症58・6%)で、引き続き厳しい状況が続いている。
現在の県内医療機関の受け入れ可能病床は1278床(入院者数965人)、うち重症病床は140床(入院者数82人)。病床使用率は12月中旬までは50%台で推移していたが、年末年始の患者急増に伴い、1月上旬からは常に60%以上となっている。
県は昨年6月に厚生労働省が発表したピーク時の推計患者数を基に、これまで病床の整備を進めてきた。推計によると県内のピーク時の患者数は2215人で、入院者数は1073人(うち重症者数155人)。このピーク時推計を基に、県内に1400床(うち重症200床)の整備計画を立て、新型コロナ専用の仮設の医療設備整備を後押しするなど、現在も整備を進めている。
1月25日には県内で初めて、新型コロナウイルス変異株に感染した患者が3人確認され、同月下旬から県内病院に入院している。