初代さいたま市長・相川さん最後のお別れ 遺族要望で相川さん乗せた車、市役所玄関前通り、清水市長見送る
2021/02/02/00:00
初代さいたま市長を務め、1月25日に78歳で死去した相川宗一さんの家族葬が1日、埼玉県さいたま市内でしめやかに行われた。遺族の要望で故人を乗せた車が市役所庁舎の正面玄関前を通り、別れを告げた。
故人と遺族が乗った車は1日正午すぎ、相川さんが市長として約18年間にわたり執務した市役所庁舎に到着し、敷地内のロータリーをゆっくりと回った。清水勇人市長のほか、市役所の幹部や市議らが手を合わせて見送っていた。
相川さんは県議を経て、1991年5月~2001年4月まで旧浦和市長を3期、市合併後の初代市長に就任し、01年5月~09年5月まで2期務めた。11年11月、さいたま市名誉市民に選ばれた。
清水市長は「相川名誉市民にとりまして、思い出深い市役所正面にて最後のお別れをさせていただきました。『市の発展と市民のために市政をしっかりと推進しなさい』とのメッセージを頂いた思いです。心からご冥福をお祈り申し上げます」とのコメントを出した。