<新型コロナ>247人感染9人死亡 さいたまの私立高で3人感染…84人検査中 県立学校3校の教諭らも
埼玉県などは2日、新型コロナウイルスに感染していた70~90代の男女9人が死亡、新たに247人の感染を確認したと発表した。火曜日としては昨年12月22日以来初めて250人を下回った。感染者の内訳は県発表が175人、さいたま市37人、川口市12人、川越市7人、越谷市16人。
これまでに確認された感染者は2万5595人(チャーター便帰国者含む)、死者は368人(2日午後6時現在)。
1日午後9時時点の重症者は71人、感染者の入院は974人、ホテル療養301人、自宅療養2494人。退院・療養終了は2万1061人。
県によると、県管轄では行田中央総合病院の入院患者2人を含む70~90代の男女6人が死亡した。感染の詳細が判明したのは10~100代の男女159人。行田中央総合病院では職員や患者7人が感染し計72人、尾内内科神経科病院(三郷市)では職員や患者8人が感染し計94人となった。別の県内医療機関2カ所、県内高齢者施設4カ所でも関係者の感染が確認された。また、県教育局は県立学校3校の教職員各1人が感染したと発表した。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~90歳以上の男女37人。複数の感染が確認されている特別養護老人ホームに隣接するショートステイ施設で、新たに80代女性2人の感染が分かり、同施設での陽性者は計11人となった。県内の私立高校に通う男子生徒3人は部活動で感染し、部員や指導者計84人のPCR検査を実施している。市内の民間病院でも患者2人の陽性が分かり、この病院での感染者は計4人となった。
川口市によると、入院中だった感染者のうち、30日に70代女性が、31日に80代女性が死亡した。感染が判明したのは10歳未満の未就学男児から80代の無職男性までの12人。うち5人は家庭内感染。5人が感染経路不明。2人が陽性者と接触していた。
川越市によると、治療していた90代の女性1人が先月29日に死亡した。クラスター(感染者集団)が発生している介護老人保健施設「瑞穂の里」の入所者。感染が判明したのは20~70代の男女7人。
越谷市によると、感染が判明したのは10~70代の男女16人。感染経路は家族1人、知人1人、職場1人、不明10人。3人は他の自治体の住民だった。