ショック…大勢の生徒、信頼する教室長から盗撮されていた 大手学習塾で当時、授業中に 以前も盗撮中に男性を負傷させ罰金刑…しかし再びスマホ持って女子トイレへ 法廷で全ての罪を認め、反省したので執行猶予に
2024/03/29/11:04
大手学習塾「明光義塾」の埼玉県内の教室で生徒10人を盗撮したなどとして、性的姿態等撮影と児童買春・ポルノ禁止法違反の罪に問われた、当時同塾の教室長だった平田芳和被告(38)=春日部市=の判決公判が27日、さいたま地裁で開かれ、北村和裁判官は平田被告に懲役3年、保護観察付き執行猶予4年(求刑懲役3年)を言い渡した。
北村裁判官は判決理由で、平田被告が過去に盗撮をしようとした際に声をかけられた男性を振り払いけがを負わせたとして、罰金刑に処されたにもかかわらず犯行を繰り返したと指摘。被害を受けた生徒の多くが日頃から信頼していた被告人から盗撮されたと知って心理的ショックを受けたとし「動機に酌むべき点は全くない」と非難した。一方で「全ての罪を認め反省も深まっている」として、保護観察付きの執行猶予判決とした。
判決などによると、平田被告は2022年1月ごろから昨年8月ごろまでにかけて、自身のスマートフォンで塾内の女子トイレや授業中に女子生徒10人を盗撮。データを被害者ごとに分けて保存するなどした。