運転中に意識失ったか…軽乗用車の高齢夫婦が死亡 丁字路を直進、正面のブロックフェンスに衝突/新座
2021/02/07/00:00
6日午後2時ごろ、埼玉県新座市あたご1丁目の市道交差点で、新座市馬場4丁目、無職中渡瀬シゲ子さん(78)の軽乗用車が道路脇のブロックフェンスに衝突した。中渡瀬さんと助手席に同乗していた夫で無職の薫弘さん(80)は病院に搬送されたが、間もなく2人の死亡が確認された。薫弘さんは胸を強く打つなどが死因だったが、中渡瀬さんに目立った外傷はなかった。現場にブレーキ痕やスリップ痕などがないことなどから、新座署は中渡瀬さんが運転中に病気で意識を失った可能性もあるとみて、詳しい死因と事故原因を調べている。
同署によると、現場は信号機のない丁字路。中渡瀬さんは交差点手前約100メートルの道路左側の縁石に乗り上げ、歩道(幅約3・3メートル)をそのまま直進。交差点正面の資材置き場脇のブロックフェンス(高さ1・5メートル)に正面衝突した。軽乗用車の前部は大破している。
同交差点から市道(1本道)を約300メートル直進したところに市立総合運動公園の駐車場があり、中渡瀬さんは同駐車場方向から交差点に向かって走行していた。