埼玉新聞

 

<新型コロナ>さいたま市立病院の看護師感染…救急外来 187人感染4人死亡 10カ所のクラスター拡大

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは7日、新型コロナウイルスに感染していた70~80代の男女4人が死亡、新たに187人の感染を確認したと発表した。日曜日の発表で新規感染者が200人以下となるのは、158人だった昨年12月20日以来、7週間ぶり。新規感染者の内訳は県発表が129人、さいたま市21人、川口市16人、川越市2人、越谷市19人。

 これまでに確認された感染者は2万6712人(チャーター便帰国者含む)、死者は409人(7日午後6時現在)。

 6日午後9時時点の重症者は65人、感染者の入院は958人、ホテル療養325人、自宅療養2123人。退院・療養終了は2万2509人。

 県によると、県管轄では行田中央総合病院の入院患者1人を含む70~80代の男女4人が亡くなった。感染の詳細が判明したのは未就学児~100代の男女141人。クラスター(感染者集団)関連では、県内高齢者施設で新たに40~90代の男女入所者32人の感染が分かり、同施設の感染者はこれまでの入所者4人と合わせ計36人となった。同施設を含め、県内高齢者施設4カ所、医療施設5カ所で、計54人の感染が新たに分かった。

 さいたま市によると、新たに感染が判明したのは、10~60代の男女計21人。市内に住む20代女性は市立病院の救急外来に勤める看護師。救急で受診した患者が陽性だったことから、患者に対応した職員7人を検査したところ、女性の陽性が判明した。他の6人は陰性だったという。

 川口市によると、新たに感染が判明したのは、10~90代の男女計16人。市内に住む20代男性は市上下水道局の職員。同じ職場の職員1人が濃厚接触とされているという。

 川越市によると、感染が判明したのは10歳未満~20代の男女2人。

 越谷市によると、新たに感染が判明したのは、20~90代以上の男女計19人。クラスターが発生している市内の医療機関では、市内に住む70代以上の患者男女3人の感染が確認され、同医療機関の感染者は計24人となった。

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