大量のナシ窃盗、次は大量のスイカ窃盗 容疑でベトナム人再逮捕 一緒に盗んだ仲間は「ベトナムに帰った」
2021/02/10/00:00
埼玉県神川町の農家でナシを大量に盗んだとしてベトナム人の男女が逮捕された事件で、県警捜査3課と国際捜査課、児玉署、本庄署の合同捜査班は9日、群馬県内でもスイカを盗んだとして、窃盗の疑いで群馬県伊勢崎市長沼町、ベトナム国籍の無職の容疑者(28)を再逮捕した。
逮捕容疑は氏名不詳者と共謀の上、昨年5月25日、群馬県太田市大原町のビニールハウスで、小玉スイカ43個(時価2万1500円相当)を盗んだ疑い。
容疑者は容疑を認め、「仲間とスイカを盗んだ」「頼まれて車を運転した」などと供述。仲間については「ベトナムに帰った」とも話しているという。
同課によると、5月25日午後10時ごろ、付近を警戒していた群馬県警の捜査員が、大量のスイカが積まれた車を発見。容疑者ら数人が車を取りに戻ったところ、張り込んでいた捜査員に見つかって逃走した。
県警は昨年9月、神川町の農家でナシ182個を盗んだとして容疑者と工員の被告(38)=いずれも窃盗罪などで起訴=を逮捕。容疑者は当初否認していたが、その後一転して容疑を認め、スイカの窃盗についても関与をほのめかしていた。
県警は転売目的とみて調べている。