埼玉新聞

 

<水に映るさいたま>冬空に枝広げるケヤキ、岩槻・和土住宅公園にひょうたん形の池 南側は伝説の丘

  • 多くのカモが浮かぶ和土住宅公園の池

 埼玉県さいたま市岩槻区黒谷(くろや)の和土(わど)住宅公園の池に中島に立つケヤキと青空が映っている。池に点々と浮かぶのはヒドリガモ。

 ここは岩槻区の南東部にある住宅地に隣接した公園。池はひょうたんの形で、狭まったところに小さな中島がある。橋を渡り中島に行くとカルガモが羽を休めていた。スイセンやパンジーが咲き、一本のケヤキが冬の空に向かって枝を広げていた。

 春は隣接道路の桜並木、夏は池のスイレンの花が目を楽しませる。公園の東側は水路があり田んぼが広がっている。

 公園の南側は約1・7キロ先の新和(にいわ)小学校の辺りまで続く丘陵地帯。昔、巨人のダイダラボッチがモッコの土をふるい落としたところ、七つの島のような丘ができたという伝説の地でもある。

 公園は元荒川に架かる永代橋から西へ約900メートル。

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