埼玉新聞

 

みずみずしさあやかり、コチョウランから化粧品 新鮮なエキスを高濃度で配合、さいたまの洋蘭園が販売

  • 「彩華のワルツ」を持つ黒臼洋蘭園の女性従業員=8日午後、さいたま市見沼区

 埼玉県さいたま市見沼区の「黒臼洋蘭園」は、自社で生産や販売するコチョウランのエキスを使い、スキンケア商品を販売している。美しさを1年以上保ち、自力で細胞を修復するというコチョウランの生命力に着目し、老舗化粧品メーカーとコラボで開発した。黒臼秀之代表取締役(57)は「観賞用としてだけでなく、コチョウランの新たな魅力を発見してほしい」と話している。

 スキンケア商品は化粧水、美容液、クリームの3種類。みずみずしさを保つコチョウランの力にあやかって商品ができないかと、老舗化粧品メーカーとコラボし、女性従業員の意見も参考にして開発した。

 商品は「彩華(あやか)のワルツ」と命名。合成香料や合成着色料はそれぞれ不使用で、新鮮なコチョウランエキスを丁寧に抽出し、高濃度で配合したという。

 贈答品用として、3種類セットでも販売している。

 黒臼代表は「コチョウランの花言葉は『幸福が舞い込む』。この化粧品が、多くの人に幸せを運ぶ商品になってくれればうれしい」と話している。

 化粧水(100ミリリットル)は4400円、美容液(30ミリリットル)は7700円、クリーム(30グラム)は7700円(いずれも税込み)。同園やインターネットで販売している。

 問い合わせは、同園(電話048・685・2211)へ。

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