<新型コロナ>一緒にドライブ…高校生ら全員感染も 2日間で225人感染15人死亡…変異株9人 休校も
埼玉県などは14日から15日にかけて、新型コロナウイルスに感染していた男女15人が死亡、新たに225人の感染を確認したと発表した。14日は死亡3人、感染131人、15日は死亡12人、感染94人で、1日当たりの新規感染者が100人を下回るのは、90人だった昨年12月7日以来、70日ぶり。また、県は新たに変異株の感染者が9人確認されたと発表した。
15日の新規感染者の内訳は県発表が70人、さいたま市5人、川口市7人、川越市2人、越谷市10人。
感染者1人の取り下げがあり、これまでに確認された感染者は2万7858人(チャーター便帰国者含む)、死者は475人(15日午後6時現在)。
14日午後9時時点の重症者は42人、感染者の入院は908人、ホテル療養272人、自宅療養1395人。退院・療養終了は2万4596人。
県によると、県管轄では60~100代の男女12人が死亡した。15日に詳細が判明したのは未就学児~90代の男女66人で、クラスター(感染者集団)関連では、県内の医療機関5カ所と高齢者施設2カ所で、関係者計16人の陽性が判明した。
変異株に感染したのは10歳未満~60代の男女9人。いずれも変異株の陽性者と接触があり軽症。変異株の県内感染者は計35人となった。
さいたま市によると、15日に感染が判明したのは20~80代の男性5人。自営業の40代男性は、感染が確認された40代男性と飲食を共にしていた。
14日発表分では、10~70代の男女13人の感染が判明。10代男性2人は市内の高校生で、ほかの男子高校生2人の感染が既に判明している。別々の高校に通っている4人は9日に車で一緒に出掛けていたという。60代介護職女性は市内のサービス付き高齢者向け住宅の職員で感染者は計4人となった。4人を含め入居者59人、職員16人の検査を進めている。市立中学の30代男性教諭と女子生徒の感染も判明し、同校は15日を臨時休校にした。
川口市によると、15日は会社員の20代男性から無職の80代男性まで7人の感染を確認した。うち1人はクラスターが発生した特養和楽苑の入所者で、13人目。また、11日に入院していた90代の女性が死亡した。
川越市によると、50代の男性2人の感染が確認された。
越谷市によると、感染が判明したのは20~90代以上の男女10人。また県内の医療機関に入院していた90代以上の男性が14日に死亡したと発表した。感染者のうち70~90代以上の男女4人は、クラスターが発生している市内の医療機関の入院患者で、同医療機関での感染者は計37人となった。