埼玉新聞

 

<新型コロナ>10クラスターで拡大 114人感染10人死亡…変異株2人 中等症男性の施設59人検査中

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは16日、新型コロナウイルスに感染していた男女10人が死亡、新たに114人の感染を確認したと発表した。また、県は新たに変異株の感染者が2人確認されたと発表した。感染者の内訳は、県発表が77人、さいたま市24人、川口市3人、川越市2人、越谷市8人。

 これまでに確認された感染者は2万7972人(チャーター便帰国者含む)、死者は485人(16日午後7時現在)。

 15日午後9時時点の重症者は42人、感染者の入院は896人、ホテル療養261人、自宅療養1123人。退院・療養終了は2万5010人。

 県によると、県管轄では70~80代の男女8人が死亡した。16日に詳細が判明したのは未就学児~90代の男女62人。クラスター(感染者集団)関連では、県内の医療機関6カ所と高齢者施設3カ所で、関係者計23人の感染が判明した。

 変異株に感染したのは10歳未満と40代の女性2人。いずれも変異株の陽性者と接触があった。変異株の県内感染者は計37人となった。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10~90歳以上の男女24人。中等症の90歳以上男性は市内高齢者施設の入居者で、同施設では職員43人、入居者16人に対してPCR検査を実施している。複数感染が確認されている市内医療機関では新たに50代女性従業員2人の感染が分かり、計9人が陽性となった。

 80代男性は、クラスターが発生している川口市の特別養護老人ホーム「和楽苑」の入居者。

 川口市によると、70代の男性が5日に死亡した。新規感染者は20~80代の女性3人。

 越谷市によると、新たに10歳未満~50代の男女8人の感染が判明した。

 川越市によると、80代女性が13日に死亡した。新たに感染が判明したのは20代の男性2人。

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