埼玉新聞

 

住宅全焼、バーンと爆発音 隣接するアパートなど6棟も燃える 窓ガラス割れ、瓦が飛ぶ/さいたま

  • 煙を上げて燃える火災現場付近=19日午後、さいたま市南区太田窪(住民提供)

 19日午後0時43分ごろ、さいたま市南区太田窪2丁目、70代男性方から出火、木造2階建て住宅が全焼し、隣接するアパートなど6棟に類焼した。男性は頭などにやけどを負った。

 浦和署によると、類焼したのは木造2階建てアパート2棟と木造2階建て住宅4棟。住宅3棟が全焼したという。男性は1人暮らしとみられ、他にけが人はいなかった。

 近隣にいた目撃者の男性が「近くの家が燃えている」と110番した。

 同署で出火原因などを調べている。

■瓦飛び窓割れる 貴重品手に避難

 火災があったのは民家や飲食店などが建ち並ぶ住宅街。近くを通る県道には消火活動に当たる消防車が並び、辺りには煙が立ち込めた。

 火災があった住宅のすぐ近くに住む70代の主婦は、正午すぎに帰宅して火災に気付いた。「びっくりして慌てて窓を閉め、貴重品だけを持って避難した」と驚いた様子で話した。燃えた住宅の瓦が飛んで来たり、自宅の窓ガラスが割れたりしていたという。

 近隣の80代主婦は「バーンという爆発音の後、すぐに炎が上がりあっという間に燃え移ってしまった」と話し、現場を不安そうに見つめながら、近隣住民と無事を確認しあった。

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