埼玉新聞

 

<新型コロナ>141人感染、6人死亡 さいたまで学級閉鎖 クラスターの病院や高齢者施設で感染続く

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは19日、新型コロナウイルスに感染していた60~90代以上の男女6人が死亡、新たに141人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が115人、さいたま市14人、川口市8人、越谷市4人。

 これまでに確認された感染者は2万8451人(チャーター便帰国者含む)、死者は504人(19日午後6時現在)。

 18日午後9時時点の重症者は40人、感染者の入院は811人、ホテル療養258人、自宅療養834人。退院・療養終了は2万5701人。

 県によると、県管轄では60~90代の男女4人が死亡した。うち、60代と70代の男性2人は戸田中央総合病院の入院患者だった。感染の詳細が判明したのは未就学児~90代の男女94人。クラスター(感染者集団)関連では、尾内内科神経科病院(三郷市)で職員1人が感染し計109人となった。ほかに県内の医療機関6カ所と高齢者施設3カ所で関係者計48人の感染が判明した。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10~80代の男女14人。いずれも80代無職女性の2人は市内の特別養護老人ホームの入所者で、入所者3人と職員1人の感染が判明しており、感染者は計6人となった。入所者73人、職員50人の計123人の検査を進めている。10代男性は市立小学校の児童で、同じクラスの感染者は計7人となった。学級閉鎖となり、濃厚接触とされた男子児童は1回目の検査が陰性で、自宅待機中に発症し、両親も感染が判明している。

 川口市によると、感染が判明したのは20~80代の男女8人。重症者はいない。

 越谷市によると、いずれも県内の医療機関に入院していた80代と90代以上の女性2人が死亡した。感染が判明したのは10~70代の男女4人。

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