埼玉新聞

 

<新型コロナ>ワクチン、県内の医療従事者23万人に4万人分 ささやか過ぎる…知事、割り振りに落胆

  • 大野元裕知事

 国は19日、医療従事者向けに優先接種を行う新型コロナウイルスワクチンについて、3月1~14日の間に県内に42箱4万950人分を出荷する計画を示した。埼玉県内の医療従事者は約23万人で、大野元裕知事は報道陣に「医療従事者数に応じて割り振られたと聞いたが、ささやか過ぎる」と落胆を示した。

 国が都道府県に示した通知によると、ワクチンは1回目の接種分で、2回目の接種に向けては3週間後に同数のワクチンが再度出荷される。国は今月24日までに配送先とそれぞれの箱数を報告するよう都道府県に求めている。

 大野知事は通知を受け、「厳しい状況でもコロナ病床を多く確保していることを(配分数の)検討に入れてほしい」とワクチン接種を担当する河野太郎行革担当相に電話で申し入れたことを明かした。

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