<新型コロナ>レシートで応募、人と接触しない抽選会に参加店も好意的 熊谷でGoToキャンペーン
2021/02/20/00:00
埼玉県熊谷市の熊谷商工会議所(大久保和政会頭)は、市商店街連合会と主催した国のGoTo商店街事業「いいねがいっぱい!ゴートゥ クマガヤ キャンペーン」で、市内の392事業所が参加した非接触型抽選会に2294件の応募があった、と発表した。
キャンペーンは、新型コロナウイルス感染拡大により深刻な影響を受けた地域経済を支えるため、昨年12月1日から今年1月17日まで、市内商店街と小売業、飲食業、生活関連サービス業など店舗経営者が協働しレシート応募システムによる非接触型抽選会を実施した。
対象店舗で2千円以上の買い物をしたレシートをスマートフォンで写真に撮り、チラシの2次元バーコードから応募すると、地域特産品などの景品が当たる仕組み。「QRの向こうで待ってる」とラグビートップリーグ・パナソニックワイルドナイツの堀江翔太選手がほほ笑むポスターも制作しPRを展開した。
期間中はコロナ感染拡大が続き、キャンペーンと連動したイベントなどは中止となったが、人と接触しないレシート抽選会は中断することなく継続された。2月になって景品が発送され、当選者からは「早くコロナが収束しゆっくり市内で買い物ができるようになってほしい」という声も届いているという。
参加店舗からは、「熊谷市内のお店が一つになり、新しい取り組みとして関心が高かった」「景品がよく消費行動を促すキャンペーンとして感謝」と好意的だった。
熊谷商工会議所の小島新治さんは「地域産品を景品とすることで消費者に熊谷の良さを知ってもらえた。ラグビータウンとして堀江選手を起用したポスターも好評だった」と話している。