<新型コロナ>9クラスター広がる 10代含む84人感染 戸田中央総合病院の入院患者など7人死亡
埼玉県などは21日、新型コロナウイルスに感染していた男女7人が死亡し、新たに84人の感染を確認したと発表した。感染者の内訳は、県発表が53人、さいたま市16人、川口市11人、川越市2人、越谷市2人。県によると、1日当たりの新規感染者が90人を下回るのは昨年11月30日以来、83日ぶり。
これまでに確認された感染者は2万8656人(チャーター便帰国者含む)、死者は521人(21日午後7時現在)。20日午後9時時点の重症者は39人、感染者の入院は798人、ホテル療養253人、自宅療養675人。退院・療養終了は2万6212人。
県によると、県管轄では70~90代の男女7人が死亡した。うち、70代の男性2人と90代の女性1人は戸田中央総合病院の入院患者だった。21日に詳細が判明したのは未就学児~80代の男女41人。クラスター(感染者集団)関連では、行田中央総合病院で1人が感染し計78人となった。その他、県内の医療機関5カ所と高齢者施設1カ所で関係者計11人の感染が判明した。
さいたま市によると、感染が判明したのは10~90歳以上の男女16人。クラスターと認定されたサービス付き高齢者向け住宅「なごやかレジデンス東浦和」と併設する通所介護施設「かがやきデイサービス東浦和」(緑区東浦和)で新たに従業員1人、入所者2人の感染が分かり、同施設の陽性者は計17人となった。複数感染が確認されている特別養護老人ホームで新たに3人、グループホームでは2人の陽性者が確認された。
川口市によると、20~80代の男女11人の感染を確認。うち3人は同居人に陽性者があり、2人も陽性者と接触があった。
越谷市によると、感染が確認されたのは30代と50代の男女2人。
川越市によると、感染が判明したのは未就学男児と40代の男性医療従事者の2人。男児の感染経路は不明で現在入院調整中。