埼玉新聞

 

不適切…久喜市議、パートナーシップ制度巡る発言取り消し「LGBTカップルの子、養育の義務はない」

  • 久喜市役所=久喜市下早見

 22日の埼玉県久喜市の久喜市議会定例会の一般質問で、鈴木松蔵議員(73)=新政久喜=がパートナーシップ制度を巡り、性的少数者(LGBT)のカップルの子どもについて「養育の義務はない」などと述べた後、「不適切だった」として発言を取り消した。

 鈴木議員は一般質問の中で、LGBTのカップルについて「法による結婚ではないわけで、解消するのは簡単」と発言。その上でカップルの子どもに関し「養育の義務はない。義務教育を受けさせる義務というのも想定されないと思う。子どもは精神的な意味で不安定な状態に置かれる」などと加えた。

 この発言を巡り、猪股和雄議員(69)=市民の政治を進める会=が発言内容の調査を求め議会はいったん休会。再開後に鈴木議員が「不適切な発言だったので発言を取り消す」と申し出て認められた。

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