埼玉新聞

 

<新型コロナ>小学生感染…担任すでに感染していた 111人感染7人死亡 ふじみ野クラスター計43人に

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは25日、新型コロナウイルスに感染していた70~90代の男女7人が死亡、新たに111人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が84人、さいたま市12人、川口市7人、川越市3人、越谷市5人。

 これまでに確認された感染者は2万9032人(チャーター便帰国者含む)、死者は541人(25日午後6時現在)。

 24日午後9時時点の重症者は38人、感染者の入院は718人、ホテル療養213人、自宅療養548人。退院・療養終了は2万6848人。

 県によると、県管轄では70~90代の男女4人が死亡した。25日に詳細が判明したのは未就学児~80代の男女56人。クラスター(感染者集団)関連では、新たにふじみ野介護老人保健施設ベテラン館(ふじみ野市)で入所者1人の感染が確認され、計43人となった。その他、県内の医療機関2カ所で関係者計8人の感染が判明した。

 さいたま市によると、いずれも市内医療機関に入院していた県内の80代無職男性が18日に、市内の80代無職男性が23日に死亡した。いずれも基礎疾患があったという。市内の男性は17人のクラスターが発生した通所介護事業所「ゆめの園 りふれ浦和」のデイサービス利用者だった。市内の死者は64人。感染が判明したのは10歳未満~60代の男女12人。10歳未満女性は市立小学校の児童で、担任の40代女性教諭の感染が判明していた。20代男性教諭も陽性が判明し、同校の感染者は計3人となった。

 川口市によると、感染が判明したのは20~80代の男女7人。特別養護老人ホーム「和楽苑」で40代の男性職員が陽性と判明、感染者は計23人となった。

 川越市によると、クラスターが発生している認知症対応型高齢者グループホームに入所していた90代男性が22日に死亡した。新たに感染が判明したのは10歳未満~70代の男女3人。

 越谷市によると、感染が判明したのは、50~70代の男女5人。うち3人は職場と家庭で感染、残る2人の感染経路は不明という。

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