<新型コロナ>101人感染、9人死亡 川口で保育園休園 ふじみ野のクラスター施設関係では計44人
埼玉県などは26日、新型コロナウイルスに感染した9人が死亡し、新たに101人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が77人、さいたま市9人、川口市9人、川越市5人、越谷市1人。
これまでに確認された感染者は2万9133人(チャーター便帰国者含む)、死者は550人(26日午後6時現在)。
25日午後9時時点の重症者は38人、感染者の入院は704人、ホテル療養215人、自宅療養475人、退院・療養終了は2万6988人。
県によると、県管轄では60~90代の男女6人が死亡した。詳細が判明したのは、10歳未満から100代の男女68人。クラスター(感染者集団)関連では、ふじみ野市のふじみ野介護老人保健施設ベテラン館で新たに職員1人の感染が確認され、同施設関係では計44人となった。県内の金属関係の製造工場では、外国籍8人を含む従業員11人の陽性が判明した。
さいたま市によると、市内医療機関に入院していた70代無職男性が19日に死亡した。肺炎の基礎疾患があった。市内の死者は65人。感染が判明したのは10歳未満~80代の男女9人。80代無職女性は市内の特別養護老人ホームの入所者で、感染者は計12人となった。10歳未満男児は市立小学校の児童で、同校の感染者は計4人となった。
また同市は、40代女性教員の陽性が確認された市立小学校について、検査対象の児童31人にPCR検査を行った結果、7人が陽性だったと発表した。同校では24日にも20代男性教員の陽性が判明し、感染者は計9人となった。陽性者が出た学級は来月8日まで学級閉鎖とする。
川口市によると、18日と24日にいずれも90代の女性2人が死亡した。感染が判明したのは20代の無職男性から90代の女性まで男女9人。市立保育園で保育士の50代女性の感染が分かり、市は検査など安全確認のため当面の間、休園を決めた。
川越市によると、30~90代の男性3人、女性2人の計5人が感染。
越谷市によると、40代女性1人の感染が確認された。