埼玉新聞

 

高まる人気、昨年度の販売数は当初の6倍 嵐山の博物館で御城印柄のマスキングテープ 470個を限定販売

  • 菅谷館跡の御城印を柄にしたマスキングテープ

    菅谷館跡の御城印を柄にしたマスキングテープ

  • 菅谷館跡の御城印を柄にしたマスキングテープ

 嵐山町菅谷の県立嵐山史跡の博物館は「菅谷館跡」の御城印を柄にしたマスキングテープを作成、13日から販売を始めた。限定販売(470個)でなくなり次第、終了。

 同館は鎌倉時代の有力武士で知られる畠山重忠が居住していたと伝わる「菅谷館跡」の敷地内にある。松山合戦で知られる「松山城跡」(吉見町)、関東戦国山城の最高傑作とされる「杉山城跡」(嵐山町)、全国でも珍しい石垣のある山城「小倉城跡」(ときがわ町)と共に「比企城館跡群」として国史跡に指定されている。

 御城印は2019年から販売を開始。昨年、若い世代にも「菅谷館跡」にもっと関心を持ってもらおうと、大妻嵐山高校書道部に協力を依頼し、新御城印を作成。年々、人気が高まり、昨年度の販売数は当初の6倍となった。

 今回は「人気の御城印を一味違った形で楽しんでもらおう」(担当の相馬一行さん)と企画、新御城印の「菅谷館跡」の題字を一つのマスキングテープにまとめた。材質は和紙で、長さ5メートル、幅1・5センチ、価格は税込み200円。

 問い合わせは、県立嵐山史跡の博物館(電話0493・62・5896)。

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