<埼玉西武だより>壮観!打者の真正面から全景を 外野エリアに新しい座席、ユニバーサルデッキ登場
センターバックスクリーン奥にそびえ立つLビジョンを支えるメットライフドーム独特の大きな柱。その形状は右翼、左翼に向かってなだらかにその背を低くしていくが、その足元にもまた、新しい座席が設けられた。
その名もライオンズユニバーサルデッキ(レフト)、ビジターユニバーサルデッキ(ライト)。これまでも、車椅子席は内野エリアに常設されていたが、今季からはL,sテラスエリア(1、3塁)、プレミアムエキサイト、そしてこのユニバーサルデッキ(レフト/ライト)と常設され、車いすの方が観戦可能な座席の選択肢が格段に増えたのだ。
そしてライオンズを、またビジター球団を応援団やファンとともに観戦できるように、この場所に設置されたユニバーサルデッキは、同行者を含め各エリアには10名が入場可能。この座席では車いすの方と同行者が一緒の空間で応援を楽しむことができる。また飛球対策で、車いすで観戦する方の前には防御板が設置されるから安心して観戦が可能だ。
まだ、従来の応援スタイルを迎えるまで少し時間はかかる可能性があるが、いずれこの場所から見下ろす光景は、きっと壮観だろう。ユニバーサルデッキで腰を掛け、右斜め下を見下ろせば、座席化したライオンズ外野指定席を埋めたライオンズファンがフラッグをなびかせているはずだ。
またレフト、ライトどちらに座っても両軍のベンチが良く見えるのも特徴。双眼鏡が必要かもしれないが、ブルペンだって誰が投げているかが分かるだろう。ユニバーサルデッキは、Lビジョンのほぼ真下に位置しているが、試合の情報が入ってこないという心配はご無用。今季から登場するバックネット裏のサブビジョンが正面に見えるので、試合の中身もしっかり入ってくる。
打者のほぼ真正面の位置から全景を見渡し、なおかつ試合も応援も楽しむことができるユニバーサルデッキ。きっと、楽しい観戦体験が待っているはずだ。
球団の広報部員は「外野席で一生懸命応援し、それに選手が応えてくれた時のうれしさは他の何物にも代えがたい喜びです。そして、その選手が次の回守備に就く時、外野スタンドに手を振るシーンこそ、本当にファンの皆さまと選手の心が通う瞬間だと思います。このエリアだからこそ感じることができる喜びを、たくさんの方に味わっていただくきっかけができ、大変うれしく感じております」と話している。
(埼玉西武ラインズ広報部)
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