埼玉新聞

 

女児死亡…列車にはねられる、小学4年生の幼い命 遮断機や警報機ない踏切で悲劇、すぐ遮断機を付けられない理由 踏切なくすには地元の同意が必要、危ない踏切は廃止したい鉄道会社…遠回りが嫌で反発する地元民も

  • 2022年に踏切事故が発生し、本年度中に閉鎖されることになった秩父鉄道の第4種踏切=熊谷市川原明戸

    2022年に踏切事故が発生し、本年度中に閉鎖されることになった秩父鉄道の第4種踏切=熊谷市川原明戸

  • 2022年に踏切事故が発生し、本年度中に閉鎖されることになった秩父鉄道の第4種踏切=熊谷市川原明戸

 群馬県高崎市吉井町の上信電鉄踏切で6日、小学4年生の女児が列車にはねられて死亡した。事故現場は警報機や遮断機のない「第4種踏切」だった。第4種踏切は通常の踏切に比べて事故率が高いが、2023年3月末時点で全国に2408カ所存在。秩父鉄道(本社・熊谷市)の第4種踏切は私鉄では全国最多の85カ所あるが、安全対策は思うように進んでいない。

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