<新型コロナ>変異株に2人 ブラジル型の変異株、埼玉で初確認 50代含む13人死亡、90人が感染
埼玉県などは5日、新型コロナウイルスに感染していた男女13人が死亡、新たに90人の感染を確認したと発表した。また、県は新たに変異株の感染者が2人確認されたと発表した。感染者の内訳は、県発表が62人、さいたま市15人、川口市10人、川越市2人、越谷市1人。
県によると、変異株に感染したのは10歳未満の女児1人と50代の男性1人の計2人。累計感染者は40人になった。女児が感染したのはブラジルで報告された変異株で、県内初、国内では3例目。海外渡航歴はなかった。50代の男性は渡航歴があった。症状はいずれも軽症だという。
これまでに確認された感染者は2万9821人(チャーター便帰国者含む)、死者は611人(5日午後7時現在)。
4日午後9時時点の重症者は42人、感染者の入院は601人、ホテル療養251人、自宅療養94人。退院・療養終了は2万7865人。
県によると、県管轄では50~100代の男女10人が死亡した。5日に詳細が判明したのは10~90代の男女48人。クラスター(感染者集団)関連では、狭山中央病院で1人の感染が確認され計73人となった。その他、県内の医療機関2カ所と高齢者施設1カ所で、関係者計8人の感染が判明した。
さいたま市によると、市内医療機関に入院していた90代の無職男性が1日に死亡した。糖尿病などの基礎疾患があったという。17人のクラスターが発生しているサービス付き高齢者向け住宅「なごやかレジデンス東浦和・かがやきデイサービス東浦和」の入居者。市内の死者は71人。感染が判明したのは10歳未満~70代の男女15人。
川口市によると、未就学の女児から80代の無職女性まで10人の感染を確認。重傷者はいない。また、入院中だった70代の男性が2月に死亡していたことが分かった。
川越市によると、新たに感染が判明したのは20代の男女2人。
越谷市によると、県内の医療機関に入院していた70代の男性が5日に死亡した。新たに感染が確認されたのは30代の男性1人。