埼玉新聞

 

注目“新しい商店街”誕生!東武動物公園駅の東口から徒歩5分 再開発で商店街がなくなった東口通り、新しいにぎわい拠点として期待 気軽にお店を始められる理由

  • ひとつ屋根の下のセレモニーであいさつするメンバー

    ひとつ屋根の下のセレモニーであいさつするメンバー

  • 地域住民らでにぎわう店内

    地域住民らでにぎわう店内

  • ひとつ屋根の下のセレモニーであいさつするメンバー
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 杉戸町杉戸に小さな商いを集めた新しい商店街「しごと創造ファクトリー ひとつ屋根の下」がオープンした。販売・展示用の「1棚オーナー制度」や小スペースをレンタルする「ひと坪商店」などを展開。小さな商売を形にするリアルな拠点として、町ににぎわいを創出する取り組みだ。

 場所は東武動物公園駅東口から歩いて5分ほどの古利根川沿い。「ひとつ屋根の下」は町の旧駐輪所を改装した。敷地は4月にオープンしたコミュニティ複合施設「ココティすぎと」そば。町は駅東口通りの再開発で商店街がなくなり、新しいにぎわいづくりに期待を寄せている。

 7日の「ひとつ屋根の下」のオープニングセレモニーであいさつした「choinaca(ちょいなか)」代表の矢口真紀さんは「小さな商いを目指す仲間たちと一緒に本気でやりたいことを小さく一歩踏み出せば、夢はかない町が変わる」とコンセプトを紹介した。

 「ひとつ屋根の下」は、キッチンとオープンスペース、ワークスペースなどが集まる。運営は杉戸、宮代両町が進める「わたしたちの月3万円ビジネス(3ビズ)」のメンバーが中心。好きなことを小さく仕事に発展させるノウハウを共有している。

 「100棚商店」は棚(幅43センチ、高さ35センチ、奥行40センチ)のオーナーとなり、商品を展示、店のPRができる(月額3300円)。「ひと坪レンタル」は幅2・5メートル、奥行き2メートルのスペースを貸し出し(1日3300円~)、個展やグループ展などとして利用できる。いずれも気軽にお店を始めるための工夫を凝らしている。

 矢口さんは「小さな一歩で仲間とつながり挑戦する背中をこの場所で見せたい。100人の顔が見える仕事がたくさん生まれたら」と話している。
 

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